小鯛の笹漬けとは?食べ方・製法・食べられるお店まで徹底解説!
福井県民が選ぶ「ふくめし」第10位
福井を代表する海の幸「小鯛の笹漬け」とは?
福井県若狭地方のお土産として有名な「小鯛の笹漬け」は、新鮮な小鯛を塩と米酢で漬け込み、笹の葉で包んで熟成させた伝統的な保存食です。上品な旨味と爽やかな酸味が特徴で、酒の肴やご飯のお供として多くの人に愛されています。
近年では、その美味しさから全国的に知名度が高まり、福井を代表する名産品の一つとして定着しています。
小鯛の笹漬けの歴史と伝統
小浜は朝廷の食を支える「御食国」として、古くから多くの海産物を京都に運んだ歴史があります。小鯛ささ漬の起源には諸説ありますが、明治後期小浜の魚商と京都の商人によって作られたとも言われています。
日持ちする上に塩抜きの手間がなく鮮魚に近い状態で食べられる小鯛の笹漬けは重宝されていたようで、昭和の初めにはすでに小浜の名産品として京都で声価が高まっていたようです。
小鯛の笹漬けの製法:素材へのこだわりと丁寧な手仕事
小鯛の笹漬けは、厳選された新鮮な小鯛で作られています。
- 鮮度抜群の小鯛の選別
小鯛の笹漬けには、日本海で捕れた新鮮な連子鯛(レンコダイ)使用します。獲れたばかりの小鯛を丁寧に選別し、鮮度と品質を厳しくチェックします。
- 手作業による3枚おろし
体温で鮮度が落ちぬよう、1尾あたり数十秒もかからぬ早業で3枚に卸し、薄腹と骨をすばやく取り除き、真水で洗浄します。
- いい塩梅の振り塩
余分な水分を抜くため、振り塩または塩水に漬け、塩分を浸透させたあと塩分を洗い流します。
- 秘伝の配合、酢漬け
酢、調味酢の配合や、引き上げるタイミングは各店の味を決めるこだわりポイント。
5.小樽に詰める
出来上がった小鯛は、笹の葉で包んで杉の小樽に詰められます。笹の葉の香りと杉の風味が小鯛に移り、奥深い味わいになります。もちっとした食感と小鯛のうま味が楽しめる逸品となっています。
小鯛の笹漬けの食べ方:定番からアレンジまで
小鯛の笹漬けは、そのまま食べるのも美味しいですが、ご飯に乗せてお茶漬けにしたり、サラダのトッピングにしたり、アレンジも様々です。
定番の食べ方
- そのまま食べる
- ご飯に乗せて食べる
- お茶漬けにする
- 酒の肴にする
アレンジレシピ
- 手毬寿司にする
- サラダのトッピングにする
- パスタの具材にする
- ちらし寿司に乗せる
- ピザの具材にする
「小鯛の笹漬け」が味わえるお店
まとめ
桜色でもちもちっとした肉質の小鯛の笹漬け。小樽の可愛らしさからお土産や贈り物にも大変重宝されること間違いありません。福井駅周辺の商業施設でも購入可能なので、ぜひご賞味くださいね。